薬剤師について。収入は?求人は多い?管理薬剤師、専門薬剤師とは?

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薬剤師について。収入は?求人は多い?管理薬剤師、専門薬剤師とは?

薬剤師になるには

 

今、人手不足で求人が豊富にある薬剤師になるためには、薬剤師国家試験に合格しなければいけません。じゃあ、国家試験にさえ合格すれば薬剤師になれるかというとそうではありません。その薬剤師国家試験の受験資格が薬事法により定められており、6年制の大学で薬学に関する正規の課程を卒業しなければいけません。ようするに、薬科大を卒業しなければいけないのです。

 

また、その他には外国の薬学に関する学校を卒業し、外国の薬剤師の資格を持っている人で、厚生労働大臣が掲げるものと同等の学力と技能を有すると認定されたものに受験資格があります。まずは薬科大に入学することが一番の難関でしょう。そして薬科大で薬剤師になるための基本を学ぶことです。

 

薬科大を卒業したら(見込みも可)、ようやく薬剤師国家試験を受験することができます。薬剤師国家試験は毎年一度だけ3月上旬に指定された試験地(北海道、宮城、東京、石川、愛知、大阪、広島、徳島、福岡)で開催されます。合格率は毎年70%前後となっており、卒業する大学によっても合格率は変わってきます。

 

ただ、実は薬剤師国家試験に合格したからといって、すぐに薬剤師の資格がもらえるわけではありません。合格後に薬剤師名簿に登録申請して、ようやく薬剤師の免許が厚生労働大臣から受けられるのです。

 

また、薬剤師の免許を持っていても、就職する会社によって働く内容や給与も違いますから、自分が目指す薬剤師になるためにはどうしたらいいかをよく考えるといいでしょう。

 

 

 

収入は?

 

薬剤師は国家資格でもあり、給料は高いのだろう、と思う人が多いようです。ですが薬剤師の免許を取得していても、働く場所によって仕事の内容もまったく異なりますし、収入もまったく異なるのです。

 

薬剤師の就職先とすると、調剤薬局、ドラッグストア、製薬会社、病院などがあります。身近な就職先ならドラッグストアや調剤薬局になりますが、これらも会社によって若干異なり、初任給で20〜30万円程度、平均月収は30万円前後になるようです。会社によっては、基本給のほかに薬剤師手当がつく場合もあります。

 

病院の薬剤師となると、民間病院と国立病院とでも異なり、国立病院だと一般公務員と同クラスの収入となり35〜60万円までなるようです。民間病院の場合は国立よりも若干低くなり30〜50万円となります。

 

製薬会社で働く場合、初任給こそ20〜23万円程度と他の就職先よりも低くなりますが、年数が経過すると40〜80万円とかなり高い収入になることもあるようです。大手製薬会社では30歳以上の平均年収が1,000万円を超えるケースも少なくないようです。ただ製薬会社の場合は残業も多いため、一概にもいえません。

 

収入だけを考えて就職先を見つけるなら、製薬会社を目指すのもいいですが、採用してもらえるかどうかは別問題です。すぐに就職したい、というのであれば大手チェーン店のドラッグストアに就職するのがいいかもしれません。ただ、初任給から比較的収入も高いですが、年数を経過してもそれほど給料アップが見込めません。

 

 

 

求人は多い

 

求人情報誌やドラッグストアなどの貼り紙には、【薬剤師急募】というのを頻繁に見かけます。そんなに薬剤師は不足しているのか?と思う人も多いのではないでしょうか?実際、不景気で就職難が続く今日において、薬剤師の数は慢性的に不足しています。その理由はさまざまあります。

 

その理由の一つは、薬剤師の業務は非常にハードだからです。一見、ドラッグストアの勤務している薬剤師は『何もしていない』、『ただの名前だけ』というイメージがあります。ですが、実際には薬の説明ができるようにすべての薬品について知らなければいけませんし、症状に合わせた薬のチョイスもしなければいけません。その他にもレジ打ちや商品整理などの一般社員と同じような業務も行わなければいけないのです。そのため、ドラッグストアに長く勤務する薬剤師が少なくなり、結果しょっちゅう求人が出ているというわけです。

 

また、薬剤師には女性が多いというのも辞める人が多い原因でしょう。実に薬剤師の半分以上が女性です。女性は結婚や子育てで退職する人が多いのです。

 

もう一つの理由が、薬剤師の受験資格が薬科大学の課程を4年制から6年制に変わったこともあります。2005年までは4年で2006年からは6年となっています。そのため、その期間は薬剤師が登録されていないので、そのぶん薬剤師が不足してしまうということになっているのです。

 

こういった様々な理由から、薬剤師は求人が多いのです。今後も薬剤師不足は続くと思われます。

 

 

 

管理薬剤師、専門薬剤師とは

 

薬剤師といっても一般の薬剤師の他には管理薬剤師、専門薬剤師というものもあります。

 

管理薬剤師というのは、調剤薬局やドラッグストアに必ず最低一人は置かなければいけないと薬事法で定められています。管理薬剤師になるためには、何年の経験が必要というわけではありません。また試験があるわけでもなく、講習を受けなければいけないわけでもありません。雇用する調剤薬局やドラッグストアで認められた場合に管理薬剤師となれるわけです。わかりやすくいうとその店舗内での薬剤師のリーダーのような位置づけになります。そのため、薬剤師としての高い知識、経験などが求められます。ですが、特に試験もないのですから店舗によっては薬剤師になりたての人でも数ヶ月で管理薬剤師になることもありますし、すでに管理薬剤師を置いている店舗では何年働いても管理薬剤師になれない人もいるのです。

 

専門薬剤師とは、さまざまな種類の専門分野の新薬の開発や治療法の研究などをおこなう業務になります。主に製薬会社などに勤務している薬剤師です。特に有名なのが、日本病院薬剤師会が認定している専門薬剤師で、5つあります。その5つとは、ガン専門薬剤師、感染制御専門薬剤師、精神科専門薬剤師、妊婦・授乳婦専門薬剤師、HIV感染症専門薬剤師です。専門薬剤師は管理薬剤師とは異なり、なるためには条件が3つあります。それは、日本病院薬剤師会が認定している認定薬剤師になること、専門薬剤師認定試験に合格すること、学会で発表したり論文を発表したりすることです。

 

管理薬剤師も専門薬剤師も一般の薬剤師よりも高収入になるのが一般的ですので、なりたい人は多いのです。